「おくりびと」と「ノルウェイの森」

人の死と向き合った映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞し、映画館は大変な賑わいだそうです。
私自身は人が息を引き取る瞬間に立ち会ったことはまだ一度しかありません。
それは静かな一瞬でした。

死を扱ったテーマを興業映画にする、ということで初めはかなり映画館のオーナーたちは映画上映にかなり抵抗をされたそうです。
それが意に反して大ヒット。そしてなおかつのアカデミー賞受賞。

私自身もこういった内容の映画に抵抗はありません。

村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」にこんな一節があります。
村上さんの小説を読んで「大きくなった」私は、いつしかこの一節が体にしみこんでいたのだと思う。


「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」
(村上春樹・「ノルウェイの森」より)



だから、私はたとえ一日でも、いい加減に過ごす気にはなれない。



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